改めて大人になってきちんと観たジブリ
ジブリを知らない人はそうはいないだろう。
自分も知っている。タイトルもいくつか知っている。
ただ、きちんと見たことがない。
まったく見たことないわけではなく子供の頃に「もののけ姫」を見た記憶はあるのだが、子供の自分には理解ができなかった。「なんか怖い」その程度の感想を抱いたまま大人になった。
大人になった今、改めて観てみたらどう感じるだろうか気になってはいたが、
ずっとだらだらと先延ばしにし続けてきた。
しかし、そんな自分とお別れする機会がやってきた。
少し前から「一生に一度は、映画館でジブリを。」ということで、
全国の映画館で4作品を上映している。これに誘われたので生涯一度目の「映画館でジブリ」をすることにした。
生涯一度目の「映画館でジブリ」は、もののけ姫を観賞したが、思ってた以上に見入ってしまった。そうなると他も気になったので「千と千尋の神隠し」を家で観た。
まだこの2作品しか観ていないが、面白い。
この2作品は共にセリフ一つ一つが深い気がした(浅い感想)
そもそも自分がなにが面白いと感じたかを改めて考えてみた今の答えは
・人以外も含め、登場人物が何を考えているのかを考えさせられること
・世の中を風刺した表現
・キャラクターの可愛さ
と思う。
「人以外も含め、登場人物が何を考えているのかを考えさせられること」
「世の中を風刺した表現」
と書いたが、実際これらは作者の思惑には無いものかもしれない。
自分が感じたものとまったく別のものを伝えたかったかもしれない。
でも、こういった考えることが面白いのかもしれないと気づいた。
これは自分だけでなく、そこに面白さを感じる人は多いのではないだろうか。
まったく別のものになるがエヴァンゲリオンも同じで
Web上に考察ページが多く存在するのは、自分で考えて作品を補完するのが面白いからだと思う。他の人の考察をみるのも、また違った世界観で作品を楽しめる良さかもしれない。
今までは、「なんで考察なんかしているんだろう?
作者の意図とは違うかもしれないのに」なんて考えがあったが
そういう作品の楽しみ方ができる作品を存分に活かした鑑賞方法なんだと思うことができた。
もし、作者が意図的に、受け手にそれをさせているとしたら凄すぎる。
「考えること」って前回のテーマに引きもどされた気がする。
とりあえず、改めて大人になってきちんと観たジブリは面白かったという話。