模範
祖父が亡くなった。
コロナ禍もあり1年半ぶりの再会は悲しいものだった。
自分が家を出るまでの18年間一緒に過ごした家族。
朝から晩まで働く人で土日も働いていた記憶がある。
社会人になってお金の重要性を知ってから祖父の偉大さを理解した。
何不自由なく貧しい思いをせず生活できたこと
大学に奨学金なしで通えたこと
これは祖父が懸命に働いて、散財することなくお金を大切にしてきたお陰であった。感謝しかない。
脳梗塞で倒れて仕事から離れ10年以上経っていたが、告別式ではかつての仕事仲間がたくさん来てくれていたのと30年前のお客さんまで来てくれていて多くの人に慕われているのだと感じた。
受けてきた恩恵を同じように自分の子供や孫に与えることができるか、
同じように慕われるような仕事ができるか
というと自信はないが少しでも近づこうと思った。
後悔は、小中高生のころに雑に対応してしまうことが多かったこと。
一度も感謝の言葉を伝えられなかったこと。
それでも素直になれなくて伝えられなかった。
時折、電話してみたり果物送ったりしていたが
そうじゃなくて直接「ありがとう」って言葉で伝えたかった。